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2021.12.14

【IoT関連】北海道・旭川市・土木事業所様 積雪深度監視センサーを実証・実装させて頂きました。

旭川市様では、地域総合除雪体制が確立されており、市民参加型の地域に密着した効率的な除雪を目指して、全市域を9地域に分割して実施しておられます。

この除雪体制の特徴は、複数の市民委員会単位の広大な区域において、4つの除雪共同企業体が、9地域内に除雪センターを設置し、地域内の道路状況を把握しながら、車道除雪・歩道除雪・排雪作業等の除雪業務全般を迅速かつ効率的に行うというものです。

 

除雪センターは市内9地区に設置されており、地区内のパトロールや、除雪作業の出動を判断するほか、地域からの除雪作業に関する要望や問い合わせなどの窓口業務をされておられます。

 

現在、除雪作業出動の判断として土木事業所職員の皆様方他関係各位によって、地区内における積雪状況を目視確認、実測、報告、記録をされておられますが、厳冬期における昼夜を厭わない作業には関係各位の皆様の大きな負担と負荷となっていると伺っております。

 

 今般当社は、この課題をIoTソリューションによって解決するべく、積雪深度監視センサー(以下、センサー)を実証を目的として土木事業所様の敷地内に実装させて頂きました。このソリューションは、センサーが検知した積雪値をリモートでの確認が可能で、危険積雪値に達するとあらかじめ登録された関係各位のスマホ等にアラート通知が送信され、これによって除雪作業発動の判断材料にしていただくといったものです。時々刻々とセンサーが検知したデータはクラウドにアップロードされ、このデータはダッシュボードシステム上でグラフ表示された積雪データ、降雪データ、温度・湿度データとして可視化され一目瞭然と確認が可能です。

 

とは言え、冬本番では氷点下30℃以下にもなる北の大地でセンサーが吹雪、つらら、結露等々、自然の猛威の中で稼働しつづけることができるか、様々な課題に直面することは確実ですが、旭川市様関係各位のご協力、アドバイス、ご支援を賜りながら、除雪事業における負荷軽減の一助となるべく全力を尽して参る所存です。