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2023.12.18

【IoT関連】北海道旭川市・土木事業所様 レーザー方式積雪検知センサー、IoT積雪監視カメラの実証をスタートさせて頂きました。

 北海道旭川市様では、地域総合除雪体制が確立されており、市民参加型の地域に密着した効率的な除雪を目指して、全市域を9地域に分割して実施しておられます。この除雪体制の特徴は、複数の市民委員会様が広大な区域において、9地域に除雪センターを設置し、地域内の道路状況を把握しながら、車道除雪・歩道除雪・排雪作業等の除雪業務全般を迅速かつ効率的に行うといったものです。市内9地区の除雪センサー様は、地区内のパトロールや、除雪作業の出動を判断するほか、地域からの除雪作業に関する要望や問い合わせなどの窓口業務をされておられます。

 現在、除雪作業出動の判断として土木事業所職員の皆様、関係各位によって、地区内における積雪状況を目視確認、実測、報告、記録をされておられますが、厳冬期における昼夜を厭わない作業には関係各位の皆様の大きな負担と負荷となっていると伺っております。

 今般当社は、この課題をIoTソリューションによって解決するべく、レーザー方式積雪検知センサー(以下、センサー)並びにIoT積雪監視カメラを実証を目的として市内公道付近に実装させて頂きました。このシステムは、センサーが検知した積雪値をリモートで確認が可能で、危険積雪値に達すると関係各位にアラート通知が送信されます。また、現場の状況をIoT積雪監視カメラで遠隔確認することにより除雪作業発動の判断材料にしていただくといったものです。時々刻々とセンサーが検知したデータはクラウドにアップロードされ、このデータはダッシュボードシステム上でグラフ表示され、積雪データ、降雪データ、温度・湿度データ、画像データとして可視化され一元管理していますので一目瞭然の確認が可能です。

 とは言え、北の大地でホワイトアウト、つらら、結露等々、厳冬期の猛威の中で稼働しつづけることができるか、様々な課題に直面することは確実ですが、旭川市様関係各位のご協力、アドバイス、ご支援を賜りながら、除雪事業における負荷軽減の一助となるべく全力を尽しきる所存です。